2021-06-08 (Tue) 10:39 ✎
ARK ストーリー紹介 まとめ
※筆者は作文力乏しいため、分かりにくい場面があるかもしれません。
<主人公はヘレナですが、一時的に場面が切り替わることがあります>
赤:メイ・イン主観
青:ダイアナ主観
緑:ロックウェル主観
洞窟に居るのは、私だけではないようだ。この足跡は、明らかに野獣のものではない。
しかし、あまりにも不自然な足跡だ。
仮に足跡が人間のものだったとして、こんな動きをする人など見たことがない。
足跡はかなり深く、相当強い力で地面を蹴ったことが分かる。
しかも、足跡の間隔もかなり離れている。こんな遠くに飛べる人間などいないだろう。
かといって、獣と一緒にいた痕跡も無い。
足跡の持ち主が敵か味方か分からないが、もっと調べてみるべきだ。
なぜだ!?
あれだけ慎重にやつらを追跡し、痕跡も一度たりとも残さなかった。
失敗はなかったハズなのに、どういう訳か、彼らにあっさりと見つかった。
私は、瞬時にアオ・ユエに乗り姿を消したが、どういう訳かそれも見破られてしまう。
彼らは4人だけ、負けるつもりは無いが彼らの武器と鎧は月光のように輝き、動きは素早かった。
私が攻撃を仕掛けようと身構えたその時、彼らの1人が被り物を脱ぎこちらを見た。
・・・夕日のような色の髪だ。
彼女は仲間を説得し、私を拘束するでもなく同行することになる。
今夜は彼らと一緒にキャンプすることになるだろうが、眠ることなど出来るものか。
翌日、「鎧の人」は私にたくさんの質問をしてきた。
私がアオ・ユエを捕まえたことにも驚いていたが、
それ以上に私が別の島からやってきたことに反応しているようだ。
よく分からないが、彼らにとってそれはとても重要なことらしい。
今度は、逆にこちらから質問をしてみる。「どうして私を見つけられたのか?」と。
彼らの鎧の能力だと言う。信じられない私に、オレンジ色の髪の女が私に被り物を被せる。
すると、暗闇を緑の光のようなもので見ることができ、
生き物は赤い影になって見えた!まるで魔法だ!!
その後、私は「一緒に村に来ないか?」と誘われた。
長くいられるとは思えないが、私はこの魔法についてもっと知りたい。
この、メイ・インという女性・・・彼女は今まで会ったどの人とも違う。
彼女は何百年も前から来たのだ!あの目、嵐の中を覗き込んでいるように力強い。
初めて、彼女とそのペットを基地に連れ帰った時、仲間達にはかなりの動揺があったが
今ではみんな彼女に慣れたようだ。
正直、私達よりも彼女が私達のことを信用していないと思う。
彼女は作業の時しか話さないし、常に片手に剣を持っている。
あれが独りでずっと生き延びてきたということなのだろう。
あの目の後ろ側にいる本当の彼女に、私は会ってみたい。
彼らの村は、「奇妙」そのものだった。光る道具を使い、金属の箱で眠る。
その中の1つの使用許可をくれたが、私は断りアオ・ユエやシャオと共に外で寝た。
棺の中で眠りたくなどない。
次の日、彼らの使っている力は「魔法ではなく機械だ」と説明された。
今までも見たこと無いものばかりだったが、あの島でも、こんな武器や道具など見たことがない。
私は、その美しく不思議なものを理解したい。そのためにも、努力しなければ。
そう決意したものの、それはすぐに崩れ去る。
私の理解力をはるかに超えている、一番単純な道具すら使えない。
少なくとも雑用仕事ぐらいは働こうとするも、いつも邪魔になり手間を増やしてしまった。
他の人と比べ、私はまるで子供のよう。彼らも、そんな風に私のことを扱ってくる。
失敗だった!私は、森の動物と一緒に居る方が合っている。すぐにでもここを出よう。
オレンジ髪の女に旅立つ意思を話し、物資を分けてもらうように頼むが、ただでは渡せないと断られた。
物資が欲しければ、まずはこの鎧を使ってみないか?と。
私も、正直言うと一度この鎧を使ってみたかったので了解する。
騙されている気がしたが、例えそうだとしても騙されてこれほど嬉しかったのは初めてだ!
鎧を着ると、まるで血が私の血脈の中で踊っているようで、
世界のすべてをこの中で感じることが出来た!
こんな気分を味わった後で、ここを離れることは出来ない。
この鎧を使いこなせるようになるまでは、少なくとも今は。
アベレーション編 その5
- 関連記事
-
- 【ARKストーリー】アベレーション編 その6
- 【ARKストーリー】アベレーション編 その5
- 【ARKストーリー】アベレーション編 その4
- 【ARKストーリー】アベレーション編 その3
- 【ARKストーリー】アベレーション その2
Last Modified : 2021-06-09