【ARKストーリー】アベレーション編 その６

ARK ストーリー紹介　まとめ


※筆者は作文力乏しいため、分かりにくい場面があるかもしれません。

＜主人公はヘレナですが、一時的に場面が切り替わることがあります＞
赤：メイ・イン主観
青：ダイアナ主観
緑：ロックウェル主観


メイ・インがダイアナと冒険を繰り広げ、仲間となった少し後。
スコーチドアースでの冒険を終えたヘレナとロックウェルが
新たな土地として、ここアベレーションへとやってきます。



砂漠の景色が一変！私達は、また見た事が無い場所に立っていた。
ここは・・・地下の世界？空が見えず大きな空洞の中にいるみたい。
発光する見たこともない植物が生い茂り、初めて見かける生物達も生息しているわ。
そんな見慣れぬ地で、ヘレナは改めて「アイランドに帰還すべきだった」と考える。
でも、ここにいるロックウェルはそんな私の話を受け入れてくれないし、そして私も彼を一人には出来ない。
「最早、お前たちなど脅威にもならない！」
ワイバーンやゴーレム、巨大砂ミミズを見てきたヘレナはそう思っていたが
あの「空飛ぶ殺人イカコウモリ」は別だ。
得体の知れない飛行生物と交戦することになるが、逃げるつもりは無い。
数匹倒したところで、奴らは私達２人と戦うべきでは無いと判断したようだ。心変わりが無いと良いけど。
今ある弾薬だけでは、この先も襲撃を凌ぎ切れるとは思えない。

私の目には、ここの生物達が魅力的に映ることは無いけど、
豊富な天然資源・・・特に水には感謝している。
長かった砂漠生活を送っていた身からすれば、心から歓迎できる環境変化だわ！
ロックウェルも同じことを考えているハズ。
そう思って彼を見るも、どうやら別の何かに気を取られてそれどころでは無いみたい。
ついこの前、毒キノコの群生地に突撃していく彼を引き止めたばかりだ。
この厳しい環境下では、上手く立ち回ることは必要だけど、彼には難しいかもしれない。

エドモニウムの研究はあまり進んでいないが、この森のことは多少分かってきた。
（エドモニウム＝エレメントのこと。ロックウェルは自分が発見した未知の資源として
自らの名前をつけ、前マップから研究に没頭している）
ここ生物達は、多くが発光する。試しに光る虫を数匹解剖してみたところ、
発光性の液体に、電気に似た成分が蓄えられているようだ。
洞窟の中に太陽光なんて無い、この成分は・・・土から得ているのか？
・・・そうか！エドモニウムだ！！
この洞窟の中に、溶けたエドモニウム溜まりがあれば
成分が土に染み出るハズ、その不思議な成分が影響して変異したに違いない！
なんて刺激的なんだ、この事実を知っているのは、
エドモニウム研究の主人公、このロックウェルだけだ！

しかし、ヘレナを連れてきたのは正解だったな。
品の無さは気になるが、あの銃の腕は確かで、役に立つ。
私も、若いころはあのぐらい出来たが・・・若さとは素晴らしい。

ある日、ヘレナは見覚えのある生物を目にする。あれは・・・・メクラネズミだ！
（メクラネズミ：現代の地球にしている、モグラのようなネズミ）
私の知っているものと、ちょっと大きさが違うけど、あの姿は間違いないわ。
攻撃的な性格では無かったので、じっくりと観察していると、ヘレナはある事に気付いた。
ワイバーン、ゴーレム・・・これまでに遭遇した生物は、既存の生物だったり、
伝説上に存在していたものを基盤にしている！
彼らが実際に地球上に存在していた記録は無いが、架空の物語の中には描かれている。
数日前にあったイカコウモリだって、既存の動物たちを寄せ集めて作ったようにも見えた。
目の前のメクラネズミ（のような生物）だってそうだ、現実の彼らは宝石なんて落とさない。
このことが意味するものは何・・・？
この世界を管理しているのは人間なのか？人知にかんする幅広い知識を持った存在なのか？
それとも、私が「わらにもすがりたい」心境なのか？いずれにしても、考える価値はあるだろう。

しばらくサバイバルをしながら生活をしていると、少し前に交戦したあの「イカコウモリ」が戻ってきた！
しかし、私達はこれ以上奴らとやり合うだけの余力を持っていない。
そんな時、何者かが加勢をしてくれたようだ、助かった！
だけど・・・あれほどまでに高速で動き回る人間を見たことがない。
光り輝く鎧を身にまとい、奴らをまるでドードーを扱うかのように引き裂いていく。
なんとも信じられない光景だ。
ここまでだけでも信じられない出来事だったか、ヘレナの目の前にもっと驚くべき光景が広がる。
彼らがバイザーを上げると、そこには見知った顔があったのだ。
メイ・イン！あなたなのね！！
私のうろたえる姿が余程面白かったのだろう、彼女はずっと笑っていた。



アベレーション編　その７