【ARKストーリー】エクスティンクション その9 - ぺんぺん徒然ゲーム日記(ARK他)
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【ARKストーリー】エクスティンクション その9

2021-10-19 (Tue) 12:05


ARK ストーリー紹介 まとめ

※筆者は作文力乏しいため、分かりにくい場面があるかもしれません。

<主人公はヘレナですが、一時的に場面が切り替わることがあります>
赤:メイ・イン主観
青:ダイアナ主観
緑:サンティアゴ主観



ようやく墓の入り口が見えてきた。
そこに手ごわい相手は居なかったが、敵が後ろから迫ってきているのが見えた。
あの時の巨大な悪魔は見当たらないが、それとは違う小さな怪物たちがいる。
「小さい」とは言っても、普通の獣よりははるかに大きく、強大に見える。
先に墓に到着は出来そうだが、時間はあまり無いようだ。

洞窟の入り口に到着すると、ヘレナが体を起こした。
目を覚ました訳では無さそうだが、はっきりとした口調でつぶやく。
「昇天の霊廟、祭壇を探せ」
(※霊廟(れいびょう):祖霊を祀る施設のこと、「みたまや」とも言う)
とにかく、急がなくては!
私は、入り口を守るため群れの大部分をそこへ残すと、
信頼できる一部の獣を引き連れ洞窟内部へと進んでいく。
中に入ると、異形の生物達が生息している。
ゴールはもう目の前だ、私の邪魔をする者は一瞬でバラバラにしてやる。

獣を全て排除すると、私は洞窟の心臓部へと進んでいく。
部屋の内部は・・・あまりにも美しかった。これが霊廟なのだろうか?
壁の金鉱脈からはクリスタルが花のように芽吹き、空間を照らしている。
また、部屋の中央にあるクリスタルは、演壇に降り注ぐ日の光でなんとも美しい。
その祭壇上には、何か道具のようなものが乗っている。
ダイアナ達が使っていたベッドに、どこか似ているようだ。
ここにヘレナを寝かせれば、あの機械が彼女を治してくれる?きっとそうだ!

ヘレナを祭壇に寝かすと、機械は音を立てて歌い出す。
クリスタルは輝きを増し、ヘレナはどんどん回復しているように見えるが、
この作業はすぐには終わらないようだ。
そうこうしている間にも、群れがこちらに迫りつつある。
時間を稼がなければならない。

私は部屋を封鎖すると、
怪物が部屋に侵入した時のために一対の獣をその場に残す。
外に出ると鎧の巨人に乗り込み、
残った獣たちと共に入り口手前で防衛陣形を敷いた。
私は、ここから一歩も引かない。撤退も降参も無い。
かかってこい、準備は出来ている。そうだろ?ダイアナ。

何度か繰り返される波状攻撃は、私と獣達で跳ね返す。
しかし、仲間達は減っていく一方だが奴らの勢いは一向に衰えなかった。
遠くに見える巨大な悪魔達は、中々動かなかったが・・・
戦いの終盤、遂に動き始める。
その時点で仲間の獣達は死んでしまったが、奴らの手下も全て始末した。
鎧の巨人もダメージを負っている。
あとは、あの悪魔と・・・私次第、これで決着だ。
来るがいい!私はメイ・イン・リー!深淵と荒地のビーストマスターだ!
私に挑戦するというならば、命を賭けて戦おう!

鎧の巨人はうめき声と火花を上げ、
私のアーマーには血が滴り落ちている。
そして、目の前には巨大な悪魔達が倒れている。
無事とは言い難いが、私は勝利したのだ!
少し休んで、動けるようになったらヘレナの様子を見に行こう。

光と声がこだまする墓に戻ってくると、少し様子が変わっていた。
機械とクリスタルは美しく脈動し、太陽のように光り輝くヘレナの体は
祭壇の上に浮かんでいるのだ。
やがて光となったヘレナは、空へと昇っていく。
それを呆然と見ることしか出来なかった。
「ヘレナっ!!!」私がようやく言葉を取り戻した時、
彼女の姿は既にそこには無かった。
これが、彼女が求めていたことなのだろうと、私は理解した。
しかし、悲しくない訳がない。私は、一人きりだ。

成功したことは間違いない。
それでも、私の手と心は空っぽだ。平和とはこういうものなのだろうか?
しばらくして、私は洞窟をででると鎧の巨人に乗りその場を離れる。
程なく、鎧の巨人は動かなくなった。
私には直し方が分からない。
今は、とにかく眠りたい。さすがに疲れた。

大地を揺らす足音に目を覚ます。
巨大な大樹のような悪魔が、私を見下ろしていた。
「状況は絶望的」そう思った瞬間だった。
突然、鎧の巨人が地上に落ちてきたのだ!
それは、悪魔達を蹴散らすと、私の前で膝をつく。
唖然としている私の前に、その人物は巨人から降りてきた。
髪の色は太陽のよう・・・いや、ジーズーというべきか。
私は、彼女の名を知っている。そう・・・・ダイアナ。




エクスティンクション編 その10
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Last Modified : 2021-10-21

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