【ARKストーリー】エクスティンクション その10 - ぺんぺん徒然ゲーム日記(ARK他)
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【ARKストーリー】エクスティンクション その10

2021-10-20 (Wed) 10:25


ARK ストーリー紹介 まとめ

※筆者は作文力乏しいため、分かりにくい場面があるかもしれません。

<主人公はヘレナですが、一時的に場面が切り替わることがあります>
赤:メイ・イン主観
青:ダイアナ主観
緑:サンティアゴ主観



しばらくの間、私は自分が死んだのだと思っていた。
しかし、彼女はあまりにも現実的過ぎたのだ。
言いたいことが、言わなければならないことが沢山ある。
私は彼女に謝りたい気持ちで一杯だったが、
ダイアナは決して謝らせてはくれなかった。
なぜこうなったのかは分からない。
しかし、私にとって「なぜ」などどうでも良いことだ。
私が大切なのは、この気持ちを永遠に忘れないということだけだ。

メイが今まで生存してこられたのは、私が生き返ったこと以上に奇跡かもしれない。
何があったのか聞きはしなかったけど、
傷だらけの身体とボロボロのMEKを見れば予想は出来る。
今まで、彼女はたった1人で戦いを乗り越えてきたのでしょう。
それも、今日で終わりよ。
彼女は休まなければならない。次は、私の番だ。
安心した顔で休んでいるメイを見ながら、ダイアナはこれまでの事を思い返す。


(以下、ダイアナの回想)
私は、本当に生きているの?
あの時、化け物をゲートウェイから引き離した時・・・確かに私は死んだはず。
その次に残る記憶は、あの声だ。「助けて欲しい。お願いだ」
気が付くと、私は見知らぬ土地に立っていたのだ。
落ち着いて考えると、サンティアゴの言っていた話を思い出した。
クローン装置の話だ。
私が生きている唯一の説明手段はこれしかない。
間違いない、私はクローンなのだろう。
この体は、元のコピーということ?
意識がどこかに保存されていて、新しい体に植え付けられた?
それは、腕にあるこの金属の塊と関係があるのだろか?
とても不思議な気持ちだ、こんな経験した人間は他にいないだろう。
あのステーションで多くの人が死んだけど、なぜ私だけここにいるのだろうか?
・・・・あの声の主の仕業?
そう考えた時、ハッキリと頭の中に聞こえた。「そうだ」と。
もう、考えるのは辞めよう。これは2度目のチャンスと捉えるべきだ。
このチャンスは無駄にしない、絶対に!

基本的な装備は整え、改めて周囲の確認をする。
ここはどこかの惑星に違いない。
つまり・・・ゲートウェイプロジェクトは成功したと考えるべきだ!
それなら、サンティアゴやヘレナ、メイ・インがどこかにいるハズ。
まずは彼らを探そう。
謎の声主は助けを求めていた。急がなければ!

「私は誰かに導かれている?」旅をしながら、私は考えている。
しかし、この見知らぬ先導者はとても曖昧だ。
「生存」という点においては自分次第で、助けてはくれない。
答えの出ない自問自答を繰り返す内に、私はキャンプ跡を発見した。

間違いない、彼らはここに居たのね。
TEKウェポンの痕跡がそこら中にある、古代のものでは無いのは確かだ。
しかし・・・こんな大きな射撃跡見た事が無い。
サンティアゴは大砲でも作ったの?
この疑問はすぐに答えに辿り着く。
あの声の主は、この近くにある「あるもの」を私に見て欲しいようだ。
そこは、キャンプ跡から少し離れた場所らしい。

サンティアゴ、あなたはなんてモノを造ったの!
本領を発揮出来れば、初めてTEKアーマーに出会った時以上のことになるハズ。
あなたは本当に凄い!それなのに、ここで独り死んでしまったなんて・・・
ダイアナは、MEKの脇で見つけたサンティアゴに声をかける。
思えば、ゲートウェイプロジェクトで希望をくれたのも、サンティアゴだった。
声主は、なぜ彼では無く私を呼び戻したのだろう?
「ごめんなさい」頭の中で聞こえる。
大丈夫よ。誰だか知らないけど、奇跡は1度起きれば十分。
私は、その奇跡を絶対に無駄にしないわ。

少し修理すれば、この子を再び動かすことが出来る。
修理する内に、この子が更なる可能性を秘めていることも分かった。
操作に慣れるまでにも時間はかからない。
今にバレリーナが踊るように操ってみせる、目が回っても構わない。
サンティアゴ、あなたにも見せてあげたい。
私が作ったお墓で眠るなんてもったいないわ。

準備は全て整った。復讐を果たす時だ、覚悟しろ。
私は戦士だが、URE(連合国軍の名称)の武器庫にある
全ての乗り物シュミレーションも修めている。
車輪だろうが翼だろうが足だろうが関係ない。
私をコックピットに乗せれば不可能は無いわ!
声主よ、目標を捉えておくのだ。私達が嵐を巻き起こしてやる。

声主は、私をある場所に導く。
そこには、巨大な謎の「歩く森」が誰かに襲い掛かろうとしていたのだ!
襲われているサバイバーの正体は、顔を見る前に分かった。
死の淵で、あれだけ堂々としていられる人間は1人しかいない。
こんな遠くから私を呼べる人間がどこにいる?メイ・イン、あなた以外に。
(ここまで、ダイアナの回想)



エクスティンクション編 その11
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Last Modified : 2022-07-19

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