2021-10-21 (Thu) 12:40 ✎
ARK ストーリー紹介 まとめ
※筆者は作文力乏しいため、分かりにくい場面があるかもしれません。
<主人公はヘレナですが、一時的に場面が切り替わることがあります>
赤:メイ・イン主観
青:ダイアナ主観
緑:サンティアゴ主観
メイと合流してから数日、私は彼女の乗っていたMEKの修理に追われている。
その中で、ヘレナについての話も聞いた。
彼女たちは、何らかの幻覚症状に侵されてる?と感じたが、
私自身も生き返った上に頭の中で声が響いているのだから、何も言えない。
ヘレナのことは本当に残念だ、安らかでいることを願う。
自分のMEKの部品を使いながらも、なんとかメイのMEKは修理出来た。
声主を信頼するならば、そろそろ先にすすむ頃合いなのだろう。
実際に聞こえている訳では無いので、「声」と呼ぶのもおかしな話だ。
名前はあるのか?あるいは・・・「あった」のか?
「よく分からない」と返事が返ってきただけだった。
行動を共にしてからというもの、メイは私が30秒以上離れることを許さない。
守ってくれるのは嬉しいけど、これについては話し合う必要がありそうね。
「何かあったら、また生き返ればいい」私の冗談をメイは笑わないし、
声主も同じく笑わない。きっと、同じ事が出来る保証は無いのだろう。
二人で戦えるようになってからというもの、
ある程度の脅威について大きな問題は無くなった。
でも、この前戦った森のお化けみたいなのが相手だと、どうなるか分からない。
サンティアゴが遺したシステムから考えるに、元々MEKは4体いて、
合体するとスーパーウェポンになる能力があるのは分かっている。
この武器があれば、あの巨体も一瞬で倒せるだろうけど、
既に2つのMEKは失ってしまっている。
一度は見てみたいものだ。
私達が導かれている場所は、
詳細は分からないけど多くの通信アンテナ?が並んでいるようだ。
そこは、軍事的な指揮所や通信中継所のようなものかもしれない。
どのような存在が私達を導いているかは分からないけど、
メイ・インに再開させてくれたなら、信頼に値する者だ。
そこで私達は何をするのだろう?
あのアンテナで、他の生存者とコンタクト出来たりするの?
質問には答えてくれなかった。
安全装置は切ってその場所に向かうことにしよう。
目的地に到着した・・ここは、物凄く頑丈な壁に囲まれている。
部屋の中には制御盤が何列も並び、
壁には大きなモニターがいくつも取り付けれられている。
どこも埃だらけだが、光と音を放つその様子は、この施設がまだ稼働していることを示す。
・・・この場所は、私達が見てきた全ての中心なのだ!
今までの宇宙ステーションは、全てこの場所から監視されている。
『宇宙ステーションは「ARK」と呼ばれていて、ARKは惑星に命を復活させる』
メイから聞いたヘレナの話は、今目の前にあるものと一致する。
しかし、問題が1つあるようだ。
現在、復元プロセスの最終段階である自生プロトコルは
「エレメント毒性評価」と呼ばれるものにブロックされている。
そういえば、外にはエレメントの鉱脈が覚えきれない程大量にあった。
これが惑星中に広がっているのだとすれば、
生のエレメントが生命体に影響を及ぼしていることは間違いない。
その結果がどうなるかは・・・
私は知ってる、ロックウェルの姿は今でもはっきりと覚えているわ。
今この場所の状況は、ARKがどうにか出来る範疇では無いのだろう。
問題は、外にいるあの巨大な化け物達だ。
奴らが、行く先々でエレメントをまき散らしている。
つまり・・・「自生プロトコル」を開始するためには、奴らを排除しなければならない。
いつもの私達なら、不可能な任務にも必死で取り組むのだが、
あの強大な力の前には、飲み込まれるほか無いだろう。
姿なきツアーガイドが、私達に何をして欲しいのかは分かった。
今後どうするか、私はメイと長時間に渡り話し合った。
どこかに身を落ち着けて終焉を楽しみながら迎えるのか?
蘇生してもらった恩返しに地球を救うのか?
私達は、いつだって危険な選択をしてきた。
こんな選択をするなんて正気とは思えないが、
少なくとも正気じゃないのはもう1人いるようだ。
エクスティンクション編 その12
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Last Modified : 2021-10-22